お魚図鑑32 シイラ

シイラ科シイラ
別名マンビキ。日本近海の黒潮流域には特に多い外洋性の表層の回遊魚で、初夏、流れ藻とともに群れで日本列島を北上する。流木や、流れ藻などの物陰に集まる習性があるため、シイラ漬けと呼ばれる浮き漁礁を利用した漁で、かなりの水揚げがある。
日本では豊富に獲れるせいか、市場での評価はあまり高くないが、ハワイなどではマヒマヒと呼ばれて高級魚扱いされている。

釣り魚としての評価も海外では非常に高いが、日本では市場評価が低いせいか、ごく最近まではあまり人気がなかった。

人気が出たのは、近年のルアーフィッシングブームの影響だそうです。
ルアーをよく追って激しくジャンプするため、食味よりも釣り味を重視するスポーツフィッシングで、絶好の対象魚となった。

英語でドルフィンと呼ぶのは、よくジャンプするからであり、ドラドとも呼ぶのは、引き寄せてくると体側面が金色に輝くからである。また、トウヒャク(十百)、マンビキ(万匹)、という呼び名は、この魚が大群で回遊することを意味している。

通常は全長80cm前後のものが多いが、群れによっては、1mクラスばかりのこともあり、最大1.5m以上にも育つ。イワシなどの生きエサを泳がせて釣ったりもするが、ルアーやフライの人気対象魚としても定着しつつある。

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